UJAMの「KANDY」は、海外のビルボードチャートでよく聴かれる現代のダンスポップにハマるサウンドに特化したドラム音源プラグインです。
HOUSE、EDM、HIP-HOP、ベースミュージック、R&B、TRAP、ディスコ、80sなど、USチャートを賑わすジャンルで使われているようなサウンドとビートを収録しています。
簡単な操作でドラムの音選びと打ち込みができるのはもちろん、UJAM「Beatmaker」シリーズお馴染みの鍵盤を押すだけでビートを鳴らせる機能も搭載。
HIPHOPやHOUSEなどで頻繁に使われるビートパターンを素早く鳴らせます。
サウンドハウス
UJAM ( ユージャム ) Beatmaker Kandy 簡易パッケージ版
8,000円(税込) >> ショップページ
UJAM Beatmaker「Kandy」の機能・主な特徴
- ドラムキット10種類、スタイル20種類、プリセット50種類、ドラムパターン460種類を収録
- ダンスポップス曲などにフィットする幅広いリズムパターンを収録
- マルチバンドコンプとトランジェントデザイナーを搭載した
- 独自のSweetnessコントロールでドラムの抜けを簡単にコントロール可能
- グルーヴを通常テンポ、1/2、2倍に変更可能
- スネア、キック、ハットなど個々のパーツの音作りもできる
- マルチアウト対応(パラアウト対応)
KANDYの使い方
KANDYの使用方法はとても簡単かつ、即戦力になってくれる音がプリセットとして用意されています。
さらには個々のドラムごとの微調整も簡単です。
各設定パラメーターの役割さえ覚えれば簡単に使い始められます。
各項目の役割・パラメーターの使い方
![kandy top](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-top-area.jpg)
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- SWEETNESSノブ:コンプレッサーとトランジェントデザイナーの設定
- MIXプリセット:用意されている12種類からサウンドスタイルを選択
- AMOUNTノブ:ミックスの質感
- BEAT INTENSITY:ビートの強度を調整
Insturumentエリア(鍵盤左側)
![kandy-insturument](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-insturument-area.jpg)
![kandy-insturument](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-insturument-area.jpg)
1鍵盤ごとにBassDrum・Snare・Hatなどが割り当てられており、MIDI打ち込みでビート作成できます。
プリセットAを選んでいる状態で、スネアだけ別のプリセットBのものを使いたい、という場合でも入れ替え可能。
Decay・Pitch・Filterなど、各ドラム・ハットごとに一つずつ調整できます。
STYLE選択(鍵盤エリア右側)
![kandy style](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-style-area.jpg)
![kandy style](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-style-area.jpg)
1つのプリセットにつき、23種類のビートから選択可能。鍵盤を1つ押すだけでビートが再生されます。
ビートが収録されている鍵盤からDAWのMIDIトラックにドラッグ&ドロップすると、MIDIトラックにビートがエクスポートでき、キックの位置を調整したり、キメを加えるなど自分好みにアレンジできます。
アウトプットエリア・パラアウトの設定
![kandy palaout](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-palaout-area.jpg)
![kandy palaout](https://plugin-sale.com/wp-content/uploads/2023/04/kandy-palaout-area.jpg)
画面下部にある「OUTPUT」のエリアでは、「Individual」と「Master」とが選択でき、各ドラムごとにパラアウトするか、マスターチャンネルに一括してアウトプットするかを選択できます。
キックとスネアに別々のEQ・コンプなどを設定したい場合は、「Individual」を選択しパラアウトさせることで対応できます。
Beatmaker「Kandy」のサウンドデモ・プリセット
上記の動画でも取り上げられていますが、「Future Bright」のStyleはHIPHOP・DANCE・R&B・LOFIなどの曲にフィットします。
ドラムの音を変えるだけで雰囲気が変わるので、「イマイチ狙っているジャンルの楽曲に寄せられない」というときは、ドラムのサウンド感・スタイルを変えてみるのがおすすめ。
KANDYの各プリセットはジャンルの方向性を決定づけてくれるほどの存在感があるので、ドラムの音選びから作曲をスタートさせてもいいと思います。
「KANDY」はダンスミュージックを基本にしたポップなサウンドにハマるドラム音源なので、ポップス系を中心とした幅広いジャンルをカバーできます。
ポップス系を作っている人はビートの音選びに困らないのではないでしょうか。
システム環境・動作の軽さ・CPU負荷
MAC
macOS 10.15 Catalina もしくはそれ以降
CPU Intel および M1 Apple Silicon対応済み 64-bitのみ
Windows
Windows 10 以降 64-bitのみ
MAC・WIN共通
RAM 4 GB以上
ディスクスペース 0.17 GB以上
ダウンロード時とオーサライズ時にインターネット環境が必要です。
プラグインフォーマット
VST / AU 2 / AAX
AU 2はLogic Pro Xのみ対応
まとめ
KANDYは、ヒットチャートにランクインしているような楽曲で耳にするドラムを鳴らせるのが最大の魅力。
難しい加工をすることなく、プリセットを呼び出せば質の良いサウンドを素早く鳴らせるのでトラック制作のスピードも上がります。
デモ作りはもちろん、本テイクでも使える音質の良さも魅力です。
ビートメイカーはもちろん、作曲家は持っておいて損はないプラグインなので是非チェックしてみてください。